コーティング施工後の洗車方法は、お客様により洗車頻度や洗車方法など、それぞれ違うと思いますが、なるべく車ボディにストレスが掛からない優しい洗車が基本になります。
洗車頻度は、
汚れたら直ぐに洗う事と汚れている部分を洗う事が基本になります。汚れた状態を放置する事が一番良くありません。
車両の保管場所や車両の使用頻度など、お客様の車両環境はそれぞれ違うので、それに合わせた洗車頻度が必要になると当店では考えます。
例えば、
①屋内完全密閉の保管場所で、雨風が凌げ、使用頻度も2週間に一度しか乗車しない車両
②屋外保管で使用頻度もほぼ毎日で、保管環境も雨風や砂埃などがボディに掛かってしまう車両
を比較した場合、
洗車頻度は、トータル的に見ても①が少なく、②が多くなります。
故に、環境や保管場所の影響を受けるので、状況に応じた洗車頻度が必要になると言う事です。
洗車の注意点
屋外で洗車する場合、炎天下の日中や風の強い日は避けて、朝、夕か曇りの日に洗車するのがベストです。
その理由は、
炎天下の日はボディに掛かってる水が直ぐに乾いてしまうので、カルキ成分等からボディにシミができたり、
風の強い日は、砂埃などが舞いボディに傷を入れる原因になります。
洗車方法は、
①手洗い洗車
②機械洗車
③高圧洗浄洗車
など、ございますが、
①手洗い洗車
洗車方法として、
足回り(ホイールやタイヤ)を最初に洗ってから、洗う部分に必ず水を掛けルーフから下に向かって、なるべく優しい洗車(柔らかい素材でボディを洗車)をします。
汚れた素材、素材が硬いと洗車と同時にボディに傷を入れることになりますので注意が必要です。少し汚れているからとボディの乾拭きも厳禁です。
シャンプーは基本、使用しなくても構わないですが、泥汚れが大量に付着した場合などは使用すると効果的です。シャンプーを使用した場合は、ボディに残ると良くないので、丁寧に洗い流して下さい。
拭き上げも、
綺麗で柔らかい素材のクロスで拭き上げて下さい。
水に含まれるカルキがボディに残るとシミの原因になりますので、水分は残さず拭き上げて下さい。
洗車後はなるべく水分を残さずに水が最後まで切れにくく残りやすい細部、サイドドア、ドア水切部など、丁寧に拭き上げて下さい。水が残ると水垢の原因になります。
②機械洗車
機械によっては、ブラシで傷が入ったり、水洗い洗車ではなく、撥水洗車を施すと被膜特性が変わったり溶剤の影響を受けて、水垢付着などのダメージの原因になる可能性もございます。
最近は門型洗車機や傷が入りにくいブラシも増えてきましたが、
やはり洗車後の水切りや細部までの確認含めて考えると、手洗い洗車には及びませんので、機械洗車の繰り返しは洗車しきれない部分が出てくるので、汚れが蓄積して行く原因になります。
③高圧洗浄機洗車
コイン洗車などで高圧洗浄機を使用し洗車する方法ですが、
その場合、高圧洗浄機で洗い流す前の処理が重要になります。
汚れから時間の経過が短く、うっすらと汚れが被っている程度なら、高圧洗浄機で綺麗に汚れを取り除けますが、
汚れて時間の経過した車両などは、高圧洗浄でも落ちませんので、
洗浄機を使用する前に一度ボディを全面高圧洗浄の水で洗い流しておく事がベストですが、
コイン洗車は、ホースを使用した水でボディを洗い流せない事も多いので、バケツの水で洗車する場合、
リスク軽減から洗う部分に水を掛け、バケツに水を汲みシャンプーで泡立て、汚れてない柔らかい素材で上(ルーフ)から下へ洗車して行きます。洗車後は直ぐに高圧洗浄機で洗い流して下さい。
高圧洗浄の水洗いコース、シャンプー洗車コース、撥水洗車コースなどございますが、
撥水洗車コースは機械洗車同様、被膜特性が変わったり溶剤の影響からダメージの原因になる可能性がございます。
総合判定として、
コーティング施工後の洗車方法は手洗い洗車がベストです。それ以外の洗車方法も可能ですが、手洗い洗車と比較するとリスクが上がる事はご承知おき下さい。
どうぞ宜しくお願い致します。