コーティングを施す前に作業する下地の状態で、個々の程度に合わせた作業と磨きで改善してからコーティングを施す事が当店の基本の考え方ですが、
お客様は、現状のボディ状態がどの位なのか判断が付かない場合もあるかと思います。
通常、ボディ状態の痛みが少ない車両は新車になりますが、その新車でも状態が悪い車両も存在しますし、年数が経過し、保管場所、洗車方法などから、ボディの塗装面は徐々に悪化して行きます。
そこで、おおよその塗装面状態の判断として、
原因を大きく分けると
①付着物
②傷
③シミ
となります。
丁寧な磨きコーティングや状態に応じたメンテナンスを施していれば、簡易的なコーティングや全く何もしてこなかった車両に比べれば状態は良いと思いますが、現状の①、②、③がボディの状態判断となります。
①の付着物は、
水垢、鉄粉、塗料ミスト、虫、ピッチタール、樹液、鳥糞などですが、
除去し、磨きで改善して行きます。
判断基準は洗車後にも拘らず、塗装面がザラザラするとか何か引っかかる様な状態であれば、付着物が付いています。
②の傷は、
洗車傷や引っ掻き傷などですが、
傷には深さがあるので、磨きで改善可能、ある程度まで改善、改善不可能となります。
下地が出ているか否かが判断基準になりますが、
傷が多い場合等にどこまで磨くかによって傷の改善状態が変わるので、仕上りも変わってきます。
③のシミは、
軽傷のシミ~重症のシミまであるので、
溶剤などでは除去不可能なウォータースポット系の陥没したシミ(重症のシミ)を何処まで磨きで改善するのかが、一つの磨き判断基準になると当店は考えます。
磨きは限られた塗装膜を考慮しながら、改善して行きますが、
状態が悪い車両ほど付着物除去、傷、シミの磨きを丁寧に作業しないと状態は改善できないので、それに比例して作業労力も増えて行きます。
どの車両の磨きも同一の処理でコーティングを施す作業を当店では行っておりません。
磨きの判断基準は難しいので、先ずはお客様車両の塗装面を見極め説明し、どの位まで改善出来るのか、説明を聞いてから(場合によっては試磨きも含めて)納得した上でコーティングを施工する事をお勧め致します。
何故かと申し上げると、『お客様は作業が終了するまでどの様な状態になるのか分からなく、作業後の状態がとても気になると思うから』です。
ボディの状態判断でお困りごとがございましたらお気軽にご相談下さい。
どうぞ宜しくお願い致します。
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